「13番」のカードについてのエピソードをお話ししましょう。 ある日、質問者(女性)がやってきて、夫婦の問題について質問しました。カード展開のどこかに「13番」のカードがあり、その視線の先には「力」がありました。私の解釈では、「力」は義理の母を表わすことがあるので、義理のお母さんに向かった破壊的なエネルギーがあると考えました。そこで、私は「義理のお母さんとの間に問題がありますか。」と尋ねました。
予想に反して、この女性は「いえ、いえ、問題は全くありません。非常にうまくいっています!」と答えました。このように、質問者が「ノー」と答えたとき、自分が間違ったと考える必要はありません。私は自分自身の体験から、正しいのは常にタロットであることを知っているからです。
多くのタロローグは、質問者が、「いえ、いえ、それは全然違います!」と答えたとき動揺します。間違ったと感じることは、タロローグにとって非常につらいことです。しかし、ここで動揺せず、しっかり持ちこたえなければなりません。質問者の言うことを必ずしも信じる必要はないのです。非常に多くの場合、コンサルティングの最中、10分から20分後には、タロットが正しいことが分かります。
この時もそうでした。20分後、私は質問者の義理のお母さんが、1か月前に、質問者夫婦と1カ月間のヴァカンスを過ごすためにやってきたことを突き止めました。3人揃ってゴルフに行ったのです。
そして、運悪く、質問者は間違ってゴルフボールを義母さんの眼鏡に当ててしまい、義母さんは入院しなければならなかったのです。幸い大した怪我ではなかったのですが、それでも義母さんは目の周りに黒い痣を作ったまま、1か月過ごす羽目になりました。
その結果、この義母さんは、質問者夫婦の許で二度とヴァカンスを過ごさないことにしたのです。質問者が悪いわけではありません(笑)。そして、この話から分かることは、正しかったのはタロットだということです。「13番」は確かに義理のお母さん(「力」)に向かう破壊的なエネルギーを表しています。さらに、「13番」はゴルフクラブを使って一撃を与えている人物にも見えます。タロットは現実に起こったことを見事に表現していたのです。
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