1760年、ニコラ・コンヴェルは有名なコンヴェル版の版木を彫ると同時に印刷工場を設立しました。コンヴェル家は後に婚姻によりカモワン家を名乗るようになります。コンヴェル家は当時の世界中のカード需要を一手に引き受け、今世紀の初めには年間100万組のカードを販売していました。マルセイユ・タロットだけではなく、様々なトランプも刊行し、中国版、イタリア版、エジプト版のトランプを輸出、アフリカ市場を獲得し、スペイン版のカードではほぼ独占状態でした。
今日、その伝統を受け継いだフィリップ・カモワンはアレハンドロ・ホドロフスキーと共同で、数年間の学術的研究を行い、マルセイユ・タロットを本来の姿に復元しました。
カモワン家は中世から伝わるマルセイユ・タロット組合の真の秘法を伝承する最後の家系です。
カモワン・カード工場は、1760年、ニコラ・コンヴェルによってマルセイユに設立されました。ニコラ・コンヴェルは、フランソワ・ショソン版(1672年) などの、更に古いカード・メーカーの知識を受け継ぐカード・メーカーです。19世紀、カモワン家はマルセイユの他のカード・メーカーの技術や知識を収集して、この文化的財産を持つ唯一のカード・メーカーとなりました。
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