では、ここで一つ、愚か者と魔術師のお話しをしましょう。

あるところに、魔術師が親切に貸してくれた、魔法のメソッドを使っている教授がいました。周囲の人は皆、このごく平凡な教授も魔術師であると信じていました。こうして、この教授は国中で大きな名声を得ました。しかし、ある日、この教授は、魔術師に敬意を払わずにこの魔術師のメソッドを使い続けようとしました。教授は、魔術師が作り上げたメソッドを 自分だけでも使えると考え、魔術師は必要ないと思ったのです。教授は、魔術師に命令ができるとさえ考え、魔術師の長になろうとしました。

ところがある日、魔術師はこの暗号化されたメソッドを、これ以上教授に使って欲しくなくなりました。すると、教授は魔術師を罵り始め、魔術師の新しい魔法の暗号は愚か者の暗号だと言い出しました。しかし、教授は魔術師ではなかったため、この魔術師のやり方や、他の魔術師たちのやり方を真似することしか知りませんでした。そして、教授はかつて魔術師が貸してくれた魔法のメソッドを使い続けようとし、魔術師を侮辱し続けて、あちこちでこの魔術師は愚か者だ、と言いました。

この魔法のメソッドは魔術師が作り上げたものなので、このメソッドの魔法の力は、魔術師が許した人が使った場合だけにしか効きませんでした。そして、教授は魔法の力を使い続けることができず、教授の名声は失われました。 教授は、魔術師に尊敬を払わず、魔術師の許可なしに魔法のメソッドと使えると信じたことで、自分で問題を作りだしたのです。

このお話の中で、本当に愚か者なのはいったい誰でしょう？教授でしょうか？それとも魔術師でしょうか？

最終的見解

ではここで、私の最終的な見解をお話しします。それは、公の場で私を攻撃・中傷した人物が、是が非でも私のメソッドを使い続けようとするのは、なんとも奇妙なことだということです。この事実は、私のメソッドが、真実優れたものであることを証明しています。

私は、皆様すべてにマルセイユ・タロットを教え続け、本物の魔術師の教えをお伝えできることを希望しております。